【愛媛 大規模修繕工事】ビルの修繕工事の周期・費用について解説！|株式会社Restar

ビルの大規模修繕工事を行う目的

ビルの大規模修繕工事をする目的は、以下のとおりです。

• 耐久性と美観の維持
• 入居テナントの安全性の確保
• 資産価値の向上

ビルの劣化や損傷を修繕することによって建物の耐久性と外観が回復し、入居テナントの安全性も確保されます。

また、大規模修繕工事のタイミングに合わせてセキュリティ強化やバリアフリー工事などを行えば、入居率アップも期待できるでしょう。これらは、資産価値の向上にもつながる重要なポイントです。

ビルの大規模修繕工事にかかる費用について

ビルの大規模修繕工事にかかる費用は、修繕が必要な面積が大きければ大きいほど高くなります。また、修繕箇所によっても費用は変動します。

こちらでは、工事内容に応じた費用と修繕周期の目安をご紹介します。

工事の内容	費用の目安	修繕周期の目安
外壁塗装・タイル修復	約100万～1,000万円	約10～15年
屋上防水	約150万～1,800万円	約10～15年
空調設備の更新・改修	約2,500万円～	約15～20年
エレベーターの交換	約1,000万～1,200万円（1基）	約25～30年
グレードアップ工事	約1,000万円～	約20～35年
照明器具の交換	約10万～100万円	約8～10年
給排水設備工事	約150万～300万円	約7～10年

なお、設備故障で突発的に修繕が必要になる場合もあります。万が一の場合も想定して中期的・長期的な修繕計画を立てておくと安心です。壊れてから修理・交換するよりも、定期的にメンテナンスをしておくほうが費用も抑えられます。

ビルはマンションのように修繕積立金の制度がありませんので、オーナーが賃料などから積み立てて工事に備えておくことが大切です。

また、大規模修繕工事の費用は経費ではなく「資本的支出」の扱いになりますので、会計処理にも注意してください。

大規模修繕工事の費用を決める要素

面積以外にも、損傷レベルや劣化レベルも費用を引き上げるポイントです。

具体的には、以下の要素が含まれているとより高額になります。

• タイルの貼り直しが必要
• 目地コーキングするべき範囲が広い
• 外壁のクラック（ひび）が多い
• 左官工事が必要
• 鉄部塗装が必要
• 鉄部のサビが進んでいる
• 防水面の下地の劣化が進んでいる

該当する要素が多いと必要な資材や人材が増えますので、費用は高くなります。

ビルの大規模修繕工事を検討している場合は、あらかじめ施工会社から見積りを取り、大まかであっても相場を把握しておくことをおすすめします。