【愛媛 大規模修繕工事】マンション防水工事の種類とは？|株式会社Restar

ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を活用した防水層を形成する工法です。

2種類の工法が存在しており、「密着工法」はウレタンの防水材を直接施工する方法、「絶縁工法」は防水材と床の間に通気マットを設置する方法です。

• ・比較的価格が安い
• ・継ぎ目ができないため、仕上がりがきれい
• ・複雑な形状の場所でも対応できる

• ・乾燥に時間がかかるため、工期が長い
• ・職人の技術力で仕上がりに大きな差が出る

FRP（繊維強化プラスチック）防水

FRP防水とは、ガラス繊維でできたマットを施工箇所に敷き、その上からポリエステル樹脂を塗装する工法です。

• ・耐水性・耐久性・耐熱性に優れている
• ・速乾性があり、工期が短い（1～2日程度）
• ・軽量のため、建物への負担を軽減できる

• ・価格が高い
• ・紫外線や地震の揺れに弱い
• ・施工時に異臭が発生するため、対策が必要

シート防水

シート防水は、ゴムや塩化ビニールでできたシートを張り付けて、雨水の浸入を防ぐ工法です。

以前は安価で耐久性が優れたゴムシートが主流でしたが、飛来物によって防水層が裂けてしまうケースが多発したため、より耐久性の高い塩化ビニールシートが主流となっています。

• ・価格が安い
• ・工期が短い
• ・色が豊富

• ・施工時の振動や騒音が大きい
• ・複雑な形状に対応しにくい
• ・シートの重なり部分の処理に高い技術を要するため、施工不良が発生しやすい

アスファルト防水

アスファルト防水は、合成繊維不織布にアスファルトをコーティングした材料（ルーフィング）を、施工箇所に張り付ける工法です。

• ・耐荷重性や密閉性に優れており、耐用年数が長い
• ・水や紫外線に強く、車や人が歩けるほどの強度がある

• ・工期が比較的長い（6～10日程度）
• ・費用が高い
• ・工法によっては異臭・煙が発生する

防水工事方法の選び方

各防水工事の特徴を表にまとめてみました。

それぞれの特徴を踏まえたうえで、防水工事を行いたい場所や重視するポイント（費用や耐久性など）も加味して施工方法を検討してください。

ただし、「費用が安いけれど耐用年数は短い」「複雑な形状には対応しにくい」などそれぞれの方法でメリット・デメリットがあるため、オーナー様ご自身では判断できない部分も多いかもしれません。ビルやマンションに適した防水工事の方法にお悩みでしたら、施工会社へ見積り・相談を依頼するのがおすすめです。